【土地売買①】買った土地が他人のものに…

カフェマスター、ヤス

2016年01月17日 22:55

いつもアクセスありがとうございます!

行政書士のふくしまです!

僕の住む横川町には
不動産屋さんも司法書士の先生もいません

なので

土地の売買について相談を受けることが
度々あるのです

農地や山林などは
業者さんが仲介しないことが多いので
個人間で売買するケースがよくあります

そうしたケースで起こる問題は

名義変更がされていない…こと

つまり

代金は支払ったのに
土地は自分のモノになっていない

大問題ですね…

これは
名義変更の手続きを
売主(旧持主)に任せてしまったことが原因

不動産売買の名義変更の手続きは
売主が登記義務者
買主が登記権利者で
二人が共同で申請するのが原則となっています

通常は
売主の委任状をもらって
買主が登記を申請します

ところが
買主が売主を信用して
全てを任せてしまった…

売主は権利移転登記(=名義変更の登記)をせずに
あろうことか別の誰かに売ってしまう…
別の誰かが登記を済ませてしまえば
もう、どうすることもできません…

こんなケースに遭遇したことが2度ありました…

どちらのケースも
売主、買主ともになくなっていて
相続手続きの最中に判明しました

土地はすでに第三者の名義になっています
損害賠償をすることはできますが
当時の事情を知る人はもういない…

かかる手間を考えたら
何もできない…

土地を買う人は
必ず自分で名義変更の手続きをしましょう
もしくは
司法書士に依頼するべきです…

*名義変更の手続きは
権利移転登記といいます*