2016年01月27日

コーヒーが飲みたくなる本

〝実に美味いコーヒーだった。″
コーヒーが飲みたくなる本
この文章を読んで
僕はキッチンにとんだ…
コーヒーが飲みたくてたまらなくなったのだ…

この本には
コーヒーを飲む、とか
コーヒーを淹れる、という記述が
10か所以上ある

そのたびに
僕の鼻の奥に
コーヒーアロマが立ち昇る

コーヒーに関する描写は全くない

豆の産地だとか
焙煎度合だとかは
書かれていない

淹れ方も
ドリップなのか
サイフォンなのか
わからない

ただ、わかるのは
双子の女の子は
コーヒーを淹れるのが
とても上手いということ…

そして

女の子が淹れたコーヒーを
主人公が飲むたびに
キッチンに走ってしまう…

ストーリーは取り立てて
説明するようなことはない

突然転がり込んできた
双子の女の子と主人公の
非日常的な日常がつづられている

読むたびにストーリーを忘れ
読み返すたびに
初めて読んだような気になる
不思議な本

この30年の間に
何度読んだことだろう

この本がとても好きだ

なにしろ
読むだけでこれほどまでに
コーヒーが飲みたくて仕方がなくなる本は

他にない

1973年のピンボール
村上春樹作


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Posted by カフェマスター、ヤス at 16:55│Comments(0)お気に入り
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