2016年10月25日
川を渡る少女

昨日、霧島市ふるさと創生有識者会議に参加した。
話し合いの後で、
「僕はどうして移住をしてきたのだったっけ…?」
と、移住のきっかけを思い出していた。
もともと、田舎暮らしへのあこがれがあった僕。
独身時代に霧島を訪れたとき
「いつか、ここに住もう!」と
思ったっけ…
でも、結婚して子供が生まれると
カンタンには移住はできない…
転勤でもないのに生活の拠点を動かす、
というのは
大きな冒険だから…
で、思い出した
ある言葉が僕の背中を押してくれたことを…
橋があったらいいな…
それは、当時小学5年生の女の子の言葉
その子は、両親がなくおじいちゃんと
山村で二人暮らしをしていた。
住んでいた村には小学校がなかったので
隣村の小学校に通っていた。
おじいちゃんは仕事で忙しいので
自分で歩いて学校に通う
たしか、片道2時間かかっていた
そう、記憶している
で、途中に川があるのだけれど
橋がない…
あるにはあるけれど、一番近くの橋まで
2~3キロもある。
橋まで行ったら、学校には間に合わない。
で、渡し船…
5メートルの川を渡し船を漕いで渡る…
そんな毎日を過ごしていた…
10年も前のこと…
ある民放のニュース番組が
その少女のことを紹介していた。
番組のスタッフが彼女にインタビューをしていたのだけれど
「川が無ければいい、と思ったことはない?」と、スタッフ…
「川が無ければいい、と思ったことはない。
でも、
橋があったらいいな、って思う」と、彼女…
僕の胸は、熱くなった…
「川が無ければいい」とは
人間の都合にあわせて自然の形を変えてしまおうか…
という、人間の「おごり」のように思えた…
自分もそうだ、
「川を埋めてしまおうか…」
と思う人間に、いつしかなっていた…
「橋があったらいい」とは、
自然はそのままに、こちらが自然に合わせるという謙虚さ
そう、僕には思えた…
「よし、橋をかける人間にわが子を育てよう!」
「僕も橋をかける人間になろう!」
「今すぐ、霧島に行かなければ…!」
という感じで
霧島への移住を決断した、
と、思い出した…
移住は重い…
メリットとデメリットを天秤にかけている間は動けない
川を渡る少女は、大人になった今
どうしているだろう…?
「橋があったらいい…」
少女の言葉は
今でも、僕の胸にある…
僕は
「橋を架ける」人間に
なれただろうか…
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家事で、ビジネス力アップ!
恥ずかしいから、読まないでください…
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最近はまっていること~アイロンかけ~
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Posted by カフェマスター、ヤス at 14:54│Comments(0)
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